・建設業法では、建設工事の適正な施工を確保するため、工事現場における建設工事の技術上の管理をつかさどる者として、建設工事の種類、請負金額、施工における立場（元請か下請か）などに応じて、建設工事の施工に関する一定の資格や経験を持つ主任技術者又は管理技術者の設置を求めています（建設業法第２６条第１項、第２項）。
・なお、営業所においても建設工事に関する請負契約の適正な締結及びその履行を確保するため専任技術者の設置を求めています
（建設業法第７条第２項）。
上記の理由は、他の産業とは違った特性があることから、建設業者の施工能力が重要となります。
建設生産物の特性
・一品受注生産であるためあらかじめ品質を確認できない。
・不適正な施工があったとしても完全に修復するのが困難です。
・完成後には瑕疵の有無を確認することが困難である。
・長時間、不特定多数の人々に使用される。
施工の特性
・総合組立生産であるため、下請業者を含めた多数の者による様々な工程を総合的にマネージメントする必要がある。
・現地屋外生産であることから工程が天候に左右されやすい。
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