特定建設工事共同企業体(特定JV)とは

特定建設工事共同企業体(特定JV)とは、特定の建設工事の施工を目的として工事ごとに結成される共同企業体であり、工事が完了すれば解散することになります。

特定建設工事共同企業体(特定JV)は、単体発注の原則を前提に、工事の規模、性格等を照らし、共同企業体による施工が必要と認められる場合に限り活用される共同企業体として位置付けられています。

この他の活用

必ずしも単体企業で施工できない工事ではないものの、大規模かつ技術的難易度の高い工事についてその共同施工を通じて地元建設業者に技術の移転を図る効果が期待されている場合があります。

しかし、上記の場合には、不良・不適格業者の参入や施工の非効率化等の弊害を引き起こす可能性もあるため、真に必要な範囲においてのみ活用されるとともに、活用目的に応じて定められた対象工事の種類、構成員数等について明確な基準に基づく適正な活用が確保されることが不可欠です。