建設物は、完成した瞬間から少しずつ劣化が始まります。
自然環境(雨風、紫外線、温度変化など)や使用状況による影響を受けるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。適切な管理を怠れば、老朽化が進み、最悪の場合、事故や倒壊といった重大なリスクにつながる恐れもあります。

老朽化の主な原因

  • 気候の影響:雨水による腐食、凍結によるひび割れ
  • 経年劣化:材料自体の劣化(鉄筋の腐食、コンクリートの中性化など)
  • 使用状況の変化:想定以上の荷重、振動、摩耗
  • 設計・施工上の問題:不適切な施工、不十分な耐久性設計

定期メンテナンスのメリット

  • 安全性の確保事故や災害を未然に防止
  • 資産価値の維持建物の寿命を延ばし、資産価値を保持
  • 修繕コストの低減:小さな不具合を早期に発見し、大規模修繕を回避
  • 快適な利用環境の維持:居住・利用者の満足度向上

具体的なメンテナンス内容

  • 定期点検(建物外壁・屋根・基礎など)
  • 小規模修繕(ひび割れ補修、防水加工の再施工など)
  • 劣化予防対策(防錆処理、塗装、耐震補強など)
  • 記録管理(点検結果・修繕履歴の保存)

まとめ

老朽化は避けられない現象ですが、適切なメンテナンスによってリスクを最小限に抑え、建設物の寿命を延ばすことが可能です。
安全・安心な環境を守るためにも、計画的な点検と対策を心がけましょう。

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