甲型共同企業体とは

 甲型共同企業体とは、共同施工方式のことであり、全構成員が各々あらかじめ定めた出資割合(例えば、A社40%、B社30%、C社30%)に応じて資金、人員、機械等を拠出して、一体となって工事を施工する方式をいいます。

 この出資とは、財産的価値あるものをすべて対象としており、その出資の時期は共同企業体の出資計画に基づき工事の進捗に応じて決定されます。

 損益計算についても、共同企業体として会計単位を設けて、合同で損益計算が行われ、各構成員の企業会計への帰属は出資比率に応じたものとなります。

 利益(欠損)金の配分等については、各構成員の出資割合に従って配分が行われます。